- 2019-06-04 (火) 20:08
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引越しは業者に依頼しなければならない訳ではありません。引越しは業者に依頼せずとも、自分で行うことも可能です。荷物が少ない、あるいは引越しのノウハウがあるのであれば、自分で行っても問題ありません。但し、自分で行う場合には当然ですが全て自己責任になりますし、自らで行わなければならない作業が倍増します。そこで、実際に自分で行うかどうかを抜きに、もしも自分で引越し作業を行うとしたらどのような流れになるのか?
その点を解説していきます。
自分で引越しをする際の現実的な流れとは
自分で引越しを行う場合の大まかな流れとして、梱包、搬送、開梱です。これらに付随して、水道光熱費、ネット回線等の解約や新規申し込み、転居手続きも必要ですが、それらは業者に依頼したとしても行わなければならないものになりますので、ここでは自ら行う梱包、搬送、開梱について解説していきます。
梱包を自ら行う祭の注意点は「箱一杯に詰める」こと
梱包とは荷物を段ボールに入れることです。但し、「荷物」も様々です。洋服や靴もあれば、お皿のように割れやすい物もありますが、ポイントになるのは「箱一杯に詰める」ことです。
なぜなら、箱に隙間があると、運搬する際、箱を重ねることができませんし、強引に重ねると下の段ボールが潰れてしまうからです。
箱に目いっぱい詰めることで、段ボールに強度が出て重ねることが可能になり、運搬の効率も高まります。貴重品は大切にとの気持ちから、段ボールの中身を埋めない人も多いのですが、衣服、あるいはタオルや新聞紙など衝撃を吸収できる素材のものを箱に詰めることで箱を埋めると良いでしょう。
梱包が終わったら運搬を意識した「マーキング」
梱包作業の際に気を付けることがもう一つあります。それは、段ボールに荷物を詰めたら、何が入っているのかを箱に明記しておくことです。
新居のどの部屋に持っていく荷物なのか。何が入っているのか。重いのか軽いのか。これらを明記しておくことで、新居に運搬する際や、運搬して開梱する際にスムーズな作業が可能になります。
荷物の運搬の選択肢は自家用車・レンタカー・友人の車
梱包が済んだら荷物を運ぶことになりますが、自分で引越しを行う際、一番大変なのがこの部分です。梱包や開梱は、引越し業者に依頼した際でも、格安パックであれば自分で行うこともあります。
しかし、運搬作業を自分で行うプランはありません。ある意味、この点が最も自分自身の労力が求められる部分ですが、具体的には3種類の方法があります。
自家用車の場合お金はかからないが車種によっては積載効率が悪い
自家用車で運ぶ場合、車を借りる必要がありませんのでお金も借りる手間もかかりません。但し、所有している自家用車の種類によっては効率が悪くなります。
例えばミニバンであればそれなりの積載量となりますが、セダン、あるいはツードアのスポーツカーの場合、荷物などほとんど入りませんので、軽トラック等を借りた方が良いでしょう。
軽トラック等をレンタカーすることも可能
軽トラック等をレンタカーすることで、積載効率の良い車の入手が可能になります。但し、難点としては借りる料金、手間、そして返却義務です。
借りたものは返さなければなりませんが、引越し先が遠ければ遠いほど、返却が面倒になります。
近場であれば大した問題ではないでしょう。しかし、それなりに距離がある場合は、借りに行くだけでも面倒な作業です。
積載効率の良い車を借りることで、運搬作業の効率は高まるものの、身近に軽トラックをレンタカーできる業者がいなければ、遠くまで足を運ばなければならないデメリットも挙げられます。
友人の車を借りるか友人に作業の手伝いを依頼する
大きな車を持っている友人に車を借りたり、あるいは車だけではなく、作業そのものを手伝ってもらうよう頼むことも可能です。この場合、親身になって手伝ってくれるはずですが、一方で礼節を欠くと、その後の人間関係に影響が出ます。
「親しき中にも礼儀あり」という言葉もあるように、いくら仲良しでも、作業の時間は拘束しているのですし、車まで借りているのであれば尚更礼節が大切になります。
開梱作業は決して難しくはない
開梱作業に関しては、入れたものを出すだけですので決して難しくはありません。むしろ、開梱作業がどれだけ楽になるかは、梱包がポイントです。
荷物を詰めた段ボールに、どれだけ情報を残すのか。これによって、開梱作業の手間が変わります。
開けてみないと何が入っているのか分からない段ボールばかりと、箱を見れば何が入っているのか分かる段ボールとでは、開梱作業の手間はまったく異なります。
生活に必要なものから開梱するとスムーズ
開梱は生活に必要な荷物から行うとスムーズです。例えば本は後回しで良いでしょう。しかし、普段着る衣服や食事で使う茶碗、スマートフォンの充電器などは、無ければ困るものです。
日常生活の優先順位の高い物から順番に開梱すると、日常生活への影響を最小限に食い止めることができます。
【まとめ】
自分での引越しは大変だけど不可能ではない
このように、自分での引越し作業は楽ではありませんが、決して不可能ではありません。業者に依頼するより安くなる可能性が高いので、お金を掛けたくないのであれば、このような流れを意識し、自分での引越しにチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。
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