- 2015-10-24 (土) 11:47
- 未分類
高齢になった親を思い、子どもが自分の自宅や近所に呼び寄せたものの、逆に認知症が進んでしまったり、体が弱ったりしてしまったという話を耳にします。引越し後も親が元気に暮らしていくためには、どのようなことに配慮すればいいのでしょうか?
高齢者は環境の変化に弱く、私たちが引越しをするのと同じ感覚で住まいを変えることは避けたほうがよいそう。
高齢者が移転先でも元気でいられるためには、突然すべての環境を様変わりさせないことが重要です。新しい場所(移転先)で新しい関係をつくりながら、古い場所(住み慣れた場所)を徐々に去っていくようにし、2つの場所を行き来しながら準備期間をつくりましょう
親の移転では、子どもが家の片付けを手伝うことも少なくありません。ときには移転先に持っていく物を巡って険悪になることも……。
思い出の物やよく使う愛着ある物は、必ず持っていく物として選ぶとその後がスムーズに進みます。実用的な物・便利な物は、移転先で買っても問題はありません。高齢者は『いままでの日々』を大切に過ごしています。だからこそ、思い出につながる物が大切になるんです。移転先では、思い出深い大切な物を身近に飾り、持って行けない物は写真に撮って飾るなど、心を満たせるようにすることが大事になります。
親の呼び寄せを考えたとき、まずは親が大切にしている「コミュニティー」や「思い出」について話すことから始めてみましょう。住み慣れた場所を離れる親の「心」に寄り添うことが、同居後の健やかな生活につながります。
- Newer: 失敗したくない荷づくり
- Older: 転勤と引越し